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2013年2月18日 (月)

体 互換性

昨日、演奏させていただいた国際フォーラムでのアロマフェスタにて今話題の生物学者、福井伸一さんがご自身の著書動的平衡を元に講演されていた最後の質疑応答にて生物がもつ何らかの復元能力、動的平衡に関して聴力を失った方や嗅覚を失った方が、本来そこには箇所が失われたはずの機能を連携して補完する現象がみられるというお話をされていた。
一方Ted(Technology entertaiment Designの専門家がそれぞれの専門のプレゼンテーションをして情報を共有する情報アーキテクトを目的としたもの)にて義足のモデル、アスリートのエミー・マランスさんが親が小さい子供のときに足に病気を煩ったとき、意思に足の切断を迫られ、小さい時でなければむしろ適応はできないという判断をもとに決断し義足に適応してとてもポジティブな人生を花開かせた話をしていた。
ピアニストの辻井伸行さんはクラシックの緻密な曲ですらほぼ耳で覚え、指揮者が見えていなくても呼吸を感じることができるという。あのオトに対する感覚やうねりは特別な感覚があることが一目でわかる。
それとはべつで、スキージャンプの高梨沙羅さんは子供の時バレエで柔軟性やバランス感覚を養ったのが今の活躍の秘訣の一つらしい。ボクシングの亀田が子供のとき空手をしていたり、サッカーの長友の大叔父が有名な競輪選手で本人も競輪選手になることを考えていたという話など、数々の一流アスリートが他のスポーツで得た体の稼働域や運動性を自分の専門で武器としている話は枚挙にいとまがない。
この身体の感覚や記憶、稼働域、運動性に関して日本の教育や様々な分野でまだまだ遅れているのではないかと思う。アメリカでは部活にあたるクラブもシーズン制なのでいろんなスポーツを経験する。楽器でも自分がピアノで伴奏するとき、バイオリンで演奏してるときこう伴奏をつけてほしいという感覚と一緒に旋律を歌いながら伴奏することで伴奏だけしている人にはわからないことに気づけることもある。
こうした互換性、互換能力、動的平衡の機能、稼働域、運動性に関してもっと教育の現場でプログラムが進化するとよいのではないかなと思った。

http://www.amazon.co.jp/動的平衡-生命はなぜそこに宿るのか-福岡-伸一/dp/4863240120

エミー・マランスと12組の足

http://www.ted.com/talks/lang/ja/aimee_mullins_prosthetic_aesthetics.html

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