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2008年3月12日 (水)

陰か陽か!?

音楽的性格において、陰か陽かというのは確かにある感じる。

それは音楽を通して自分の感情のどんな部分を表現するか、どんな部分を増幅させるか、どんな部分を楽しみたいかによる。普段明るくても、実はショパンのような音楽をきいてまどろんだりあれこれ感情に浸るのが楽しい人もいれば、カーニバルのようにひたすら楽しい音楽を身体をともなって楽しんでいたい人もいる。

もしくはその両方を楽しめる人もいるのだろうし。それでもどちらかといえばこちらの方が強いという性格がとくにミュージシャンになってくると顕著にでてくる。

いろんな部分を表現できたら最高なのだろうけど。

僕も日本人に多いといわれるどちらかといえば陰な方だ。けど陽も最近少しずつでてきた気もする。

音楽も味覚、嗅覚ともれなくおなじで、免疫、飽きというものがある。その免疫のサイクルをくるくる螺旋階段のようにサイクルしているのもある。現代音楽にはまっているときもあれば、R&Bやスムースジャズにはまってることもあれば、それにもあきてフラメンコの哀しみにはまったり。ブラジリアンの美しいハーモニー、メロディー、楽しいリズムが最高だと思えば、もっとどろくさいメロディーやリズムがよかったり。お菓子の甘いもの、しょっぱいもののサイクルに似ている。洋食和食中華のサイクルとか。寿司、カレー、ラーメンみたいな。

For Best Perfomance

最高にいいパフォーマンスをいつでもできること。その答えをジプシーキャラバンの映画にもでてきたジプシー達が教えてくれたし、音楽を通して接したジプシーたちや外国人たちが教えてくれた。

日本人との一番大きな違いは音楽と垣根があるかないか。日本人にとって演奏することはまるで何か特別なことをするような、よっこいしょという感じで演奏に入るが、ジプシーやアフリカンダンスの先生やフラメンコアーティストのスペイン人達はまるで呼吸をするように日常と音楽が一つになっている。

いちいち緊張なんてしないし、いつもと同じように、いつも呼吸をするのと同じように、いつもと同じように演奏する。いつもと同じように歌い、いつもと同じように手や足でリズムを感じ、いつもと同じように音楽に気持ちを込める。

それが舞台の上だろうと、人の前だろうと、自分の部屋だろうと一人だろうと変わることはない。

音楽は喜び、哀しみ、楽しさ、嬉しさ、怒り、なんにしたって最も自然に自分の気持ちを最大限に表現できる呼吸。手段。

普段からどれだけの気持ちをこめて音楽で表現を自然にしているか。それができる人間が、ほんとに素敵な音楽を舞台の上でもお客さんの前でもできる人間だと思う。

音楽はけして特別な何かではない。呼吸と同じ自然な表現だ。そうあるべきだと思う。

みんなで集まっても、自然とすぐに音楽で会話できるジプシー達との宴会は何よりも楽しい。

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